SBI証券では、投資信託を保有しているだけでポイントがもらえる「投信マイレージ」というサービスがあります。
これまで私は株式を中心に資産運用をしてきましたが、
最近は資産分散のために債券やREIT(リート)の投資信託への積立も始めました。
その際に改めて投信マイレージについて調べてみると、
投資信託によってポイント付与率が大きく異なることが分かりました。
今回は、SBI証券の投信マイレージの仕組みや主要ファンドのポイント付与率、楽天証券との違いについて紹介します。
結論
結論からいうと、投信マイレージだけで証券会社や投資信託を選ぶ必要はありません。
100万円保有でも年間170~500ポイント程度の差であり、
1,000万円未満の運用であれば資産全体への影響はそれほど大きくありません。
庶民の投資にとって投信マイレージは誤差と言えます。
重要なのは、投信マイレージよりも信託報酬や運用方針です。
そのうえで、同じような条件の投資信託で迷った場合は、投信マイレージも判断材料の一つにするとよいでしょう。
この記事では、SBI証券と楽天証券の違いや、主要ファンドのポイント付与率について詳しく紹介します。
投信マイレージとは
投信マイレージとは、SBI証券で対象の投資信託を保有しているだけでポイントが付与されるサービスです。
毎月の平均保有金額に応じてポイントが付与されるため、長期投資との相性は抜群です。
積立設定をして放置していてもポイントがもらえるので、資産形成をしながらお得にポイントを貯められます。
主な投資信託のポイント付与率
私も積み立てている主要なインデックスファンドの付与率をまとめました。
| 投資信託(SBI証券) | 年間付与率 | 100万円保有時の年間ポイント |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.0175% | 175ポイント |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0175% | 175ポイント |
| eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.0175% | 175ポイント |
| eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 0.0175% | 175ポイント |
| eMAXIS Slim 国内REITインデックス | 0.05% | 500ポイント |
| SBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス | 0.05% | 500ポイント |
株式インデックスファンドは0.0175%が中心ですが、REITや債券ファンドは0.05%と約3倍のポイントが付与されます。
私は資産分散を目的として、
- SBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス
- eMAXIS Slim 国内REITインデックス
への積立も始めました。
どちらも低コストでありながら、株式インデックスより多くのポイントがもらえるのは魅力です。
実際にどれくらいポイントがもらえる?
例えば、eMAXIS Slim オール・カントリーやeMAXIS Slim S&P500の付与率は0.0175%です。
保有金額ごとの年間ポイントは次のようになります。
| 保有金額 | 年間ポイント |
|---|---|
| 100万円 | 175ポイント |
| 300万円 | 525ポイント |
| 500万円 | 875ポイント |
| 1,000万円 | 1,750ポイント |
一方で、eMAXIS Slim 国内REITやSBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス(0.05%)では、
| 保有金額 | 年間ポイント |
|---|---|
| 100万円 | 500ポイント |
| 300万円 | 1,500ポイント |
| 500万円 | 2,500ポイント |
| 1,000万円 | 5,000ポイント |
となります。
「たった数百ポイント」と思うかもしれませんが、保有しているだけでもらえるポイントです。
長期投資では毎年積み重なるため、おまけとしては十分うれしい制度です。
楽天証券との比較
楽天証券にも「投信残高ポイントプログラム」があります。
ただし、対象となるのは楽天・プラスシリーズです。
そのため、
- eMAXIS Slim オール・カントリー
- eMAXIS Slim S&P500
などのeMAXIS Slimシリーズを保有していても、楽天証券では投信残高ポイントの対象にはなりません。
一方で、楽天・プラスシリーズでは次のようなポイントが付与されます。
| 投資信託(楽天証券) | 年間付与率 | 100万円保有時の年間ポイント |
|---|---|---|
| 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド | 0.017% | 170ポイント |
| 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド | 0.028% | 280ポイント |
| 楽天・プラス・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド | 0.033% | 330ポイント |
| 楽天・プラス・日経225インデックス・ファンド | 0.053% | 530ポイント |
| 楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド | 0.05% | 500ポイント |
| 楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド | 0.05% | 500ポイント |
楽天証券は楽天・プラスシリーズを利用する方には魅力的な制度です。
一方で、私のようにeMAXIS Slimシリーズを中心に積み立てている場合は、投信マイレージが受けられるSBI証券のメリットが大きいと感じています。
ポイントだけで投資信託を選ぶのはおすすめしない
中には0.1%以上のポイントが付与される投資信託もあります。
しかし、そのような投資信託は信託報酬も高く設定されていることが多く、ポイント以上にコストを支払ってしまうケースがあります。
例えば、
- ポイント還元率:0.10%
- 信託報酬:1.0%以上
という投資信託より、
- ポイント還元率:0.0175%
- 信託報酬:約0.06%
の低コストなインデックスファンドの方が、長期では資産が増えやすい可能性があります。
投資信託を選ぶ際は、ポイントではなく信託報酬や運用実績を優先し、投信マイレージは「あくまでおまけ」と考えるのがおすすめです。
まとめ
SBI証券の投信マイレージは、投資信託を保有しているだけでポイントがもらえる魅力的な制度です。
特に、
- eMAXIS Slim オール・カントリー
- eMAXIS Slim S&P500
- eMAXIS Slim 国内REITインデックス
- SBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス
などの人気ファンドも対象となっています。
一方、楽天証券では楽天・プラスシリーズが対象となっており、保有する投資信託によってどちらがお得かは変わります。
ポイントだけで投資信託を選ぶのではなく、信託報酬や運用方針も考慮したうえで、自分に合った投資信託を選びましょう。
長期投資では、保有しているだけでもらえるポイントも資産形成の後押しをしてくれるはずです。
正直、投資信託の残高が1,000万円以下なら、投信マイレージの差は誤差だと思っています。
そこを気にする時間があるなら、毎月5,000円でも積立額を増やす方法を考えた方が、資産はずっと増えると思います。


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