はじめに
6月30日、楽天グループの株主優待が届きました。
今回の優待内容は、楽天モバイルの通信回線が無料で利用できるというものです。
スマホ代は毎月必ず発生する固定費ですが、この株主優待を活用することで年間約2.6万円の通信費削減につながります。
今回は、楽天モバイル株主優待の内容や、節約という視点から見た投資価値について書いていきます。
楽天モバイル株主優待の内容
100株保有で楽天モバイル回線が無料に
楽天グループの株主優待では、楽天モバイルの音声+データ通信回線が提供されます。
主な内容は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 楽天グループ株主 |
| 必要株数 | 100株 |
| 優待内容 | 楽天モバイル回線 |
| 回線種類 | 音声+データ通信 |
| データ通信量 | 30GBまで無料 |
| 通話 | Rakuten Link利用で国内通話無料 |
| 利用方法 | 既存回線とは別の追加回線として利用可能 |
30GBまで無料ということで、動画視聴などを多く利用する人でも使いやすい内容になっています。
楽天モバイルの料金と通信費削減効果
スマホ代という固定費を削減
楽天モバイルの料金体系は以下の通りです。
| データ利用量 | 月額料金(税込) |
|---|---|
| 3GBまで | 1,078円 |
| 20GBまで | 2,178円 |
| 20GB超過後(無制限) | 3,278円 |
一般的なスマホ利用では、毎月20GB程度あれば十分という人も多いと思います。
その場合、
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 月額料金 | 2,178円 |
| 年間料金 | 26,136円 |
となり、株主優待によって年間約2.6万円分の通信費削減効果があります。
また、30GBまで利用する場合は年間約3.9万円相当になります。
私の楽天グループ株の保有状況
株価だけを見ると含み損
今回保有している楽天グループ株について整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 購入株価 | 825円 |
| 保有株数 | 100株 |
| 購入金額 | 82,500円 |
| 現在株価(2026年7月24日時点) | 785.6円 |
| 現在評価額 | 78,560円 |
| 含み損 | 約3,940円 |
このように株式投資として見ると、現在は含み損の状態です。
楽天グループは通信事業への大規模投資などもあり、短期的には株価変動が大きい銘柄です。
株価だけでは判断できない楽天株の価値
本当の魅力は通信費削減
今回の楽天株投資で一番大きいと感じている部分は、株価上昇ではなく「固定費削減」です。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 通信費削減 | 年間約2.6万円相当 |
| 固定費削減 | 毎月発生する支出を減らせる |
| 家計改善 | 継続的な節約効果 |
| 優待 | 保有している限り恩恵を受けられる |
例えば年間2.6万円の配当金を得ようとすると、利回り4%の場合で約65万円程度の投資資金が必要になります。
それを約8万円の投資で得られる可能性がある点は、株主優待ならではの魅力です。
購入タイミングについて
権利落ち後は狙い目になる場合も
株主優待銘柄では、一般的に以下のような値動きになることがあります。
| タイミング | 株価傾向 |
|---|---|
| 権利確定日前 | 優待目的の買いが入りやすい |
| 権利落ち日 | 優待取得後の売却で下落することがある |
そのため、優待目的で購入する場合は、
「権利落ち後に株価が下がったタイミングを狙う」
という考え方もあります。
ただし、株価は業績や市場環境にも左右されるため、必ず安く購入できるわけではありません。
楽天グループの事業状況
EC・金融事業が利益を支える一方、モバイル事業の黒字化が大きなポイント
楽天グループは、主に
- インターネットサービス(ECなど)
- フィンテック(楽天カード・楽天銀行など)
- モバイル
の3つの事業を展開しています。
現在の楽天グループを見る上で重要なのは、楽天モバイルの赤字をどこまで改善できるかという点です。
| 事業 | 特徴 |
|---|---|
| インターネットサービス | 楽天市場、楽天トラベルなどEC事業 |
| フィンテック | 楽天カード、楽天銀行、証券など |
| モバイル | 楽天モバイル通信事業 |
EC・金融事業は安定した収益源
楽天グループの強みは、楽天市場や金融サービスなど、楽天経済圏による収益基盤です。
特にフィンテック事業は成長が続いており、楽天カードや楽天銀行などが利益を支える存在になっています。
一方で、楽天グループが大きな投資を続けてきたのが楽天モバイルです。
楽天モバイルの現在地
赤字は続くものの、大きく改善
楽天モバイルは携帯キャリア事業への参入以降、基地局整備など多額の投資を行ってきました。
そのため、これまで楽天グループ全体の利益を圧迫してきました。
しかし、契約回線数の増加によって収益改善が進んでいます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 楽天モバイル契約回線数(2026年3月末) | 約1,036万回線 |
| 前年同期比増加 | 約174万回線増 |
| 2026年第1四半期売上収益 | 1,312億円 |
| 前年同期比 | 18.5%増 |
| 営業損失 | 364億円 |
| 前年同期比改善 | 127億円改善 |
また、2025年度には楽天モバイルのEBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)が通期黒字化を達成しています。
2025年12月末時点では契約回線数が1,001万回線に到達し、モバイル事業単体の収益改善が進んでいます。
黒字化へのポイント
1,000万回線突破で収益改善が進む可能性
通信事業は、基地局など初期投資が大きい一方で、契約者数が増えるほど利益率が改善しやすいビジネスモデルです。
楽天モバイルの場合、
- 回線数増加
- 1人あたりの利用料金(ARPU)改善
- 法人向け契約拡大
が今後のポイントになります。
現在、1,000万回線を超える規模まで成長しており、今後さらに契約者数が増えれば、営業利益黒字化への期待が高まります。
AIへの投資にも注目
楽天経済圏×AIによる効率化
楽天グループは今後の成長分野としてAI活用にも力を入れています。
例えば、
- 楽天市場での商品推薦
- 広告配信の最適化
- カスタマーサポート効率化
- 通信ネットワーク運用の効率化
など、楽天が持つ大量のデータとAIを組み合わせることで、サービス改善やコスト削減につながる可能性があります。
楽天グループは2026年度の重点領域として、楽天モバイルと楽天エコシステムのシナジー拡大、AI活用加速などを掲げています。
今後期待していること
優待だけでも十分、さらに復配にも期待
楽天グループには、
| 期待材料 | 内容 |
|---|---|
| 黒字化 | 通信事業の収益改善 |
| 利益改善 | 営業利益の安定化 |
| 復配 | 将来的な配当再開 |
にも期待しています。
正直、株主優待だけでも十分メリットを感じています。
その上で、復配や業績改善が進めば、株価上昇という追加のリターンも期待しています。
まとめ
楽天モバイル株主優待は、単なる「おまけ」ではなく、スマホ代という固定費を削減できる実用的な株主優待です。
株価だけを見ると含み損ですが、
- 年間約2.6万円の通信費削減
- 毎月の固定費削減
- 家計改善効果
を考えると、資産形成との相性が良い投資だと感じています。
投資では資産を増やすことだけでなく、支出を減らすことも重要です。
楽天モバイル株主優待は、その両方を狙える面白い仕組みだと思います。



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